福祥のわかめは「しぼりわかめ製法」
山陰の名峰 大山に降り積もる雪…
雪解け水はやがて麓に広がる広葉樹の原生林を経て、日本屈指の名水に生まれ変わります。
そのサイクルは100年もの時間を有するとも言われているのです。
大手飲料水メーカーも惚れ込む最高品質のミネラルウォーター。
ミネラル分や栄養分が豊富に含まれる美しい清流が海に流れ込み、大山町の塩津灘に素晴らしい天然わかめを育てます。
(国立公園 大山)
(塩津灘に流れ込む甲川の源流域)
「しぼりわかめ」とは、日本海側の山陰地方などに昔から伝わるワカメの加工方法です。
海で刈り取ったワカメを水洗いし、天日で吊るし干しにした干しワカメです。
塩蔵わかめや灰干しわかめと比べても、「香り」「旨み」「食感」などが損なわれにくく、天日干しでのみ得られる効果としてミネラル分など栄養価を増加させる効果があります。
この様に昔ならではの天日干し絞りわかめは干しわかめの加工法としては最も優れた方法といえます。
その反面、加工には日照条件、湿度管理などで出来不出来が左右される難しい加工法でもあります。
特に干し上げたわかめの保存管理は大変です。
気温13℃以上・湿度60%以上になると徐々に品質が劣化していきます。
これまでは湿気に合わせず品質を保持するのが難しかったので、春から夏の間のみ味わえる逸品でした。
加工の難しさから天日干しの絞りわかめを製品にするのは無理とされてきました。
福祥のわかめは、素潜り漁師ならではの厳選した極上素材・こだわりの製法・保存方法により「天日干し天然絞りわかめ」の製品化に成功しました。
「福祥のわかめ」が美味しいわけ
『福祥のわかめ』はその年の春に塩津灘沿岸に生える最も品質の良い天然わかめの「1番芽」だけを採取・加工しています。
1日に採取できる「1番芽」は、ほんの数キロですが、干しわかめに加工するとこれ以上品質の良いものは無い、まさに究極の逸品へと昇華いたします。
日本海では、水温が1年で一番冷たい3月から4月にその年の新わかめが芽を伸ばします。
早春の新わかめの1番芽は、香り・旨み・甘みが特に素晴らしく、この時期を逃すと最高品質のわかめは採取できません。
福祥がこだわる最高品質の天然わかめは、海流や気象条件の影響で、毎年生える場所が変わります。
徹底的に農地管理されたワインのブドウ畑でさえ、毎年、出来・不出来があるように、天然わかめは、完全に自然まかせの海の恵みです。
前の年に良いわかめが採れた場所でも、翌年も同じ場所で良いわかめが採れるとはらないのです。
毎年3月15日にわかめ漁が解禁になると、その年最も品質の良い一番芽が生える場所を探します。
納得できる品質のわかめを探すのは困難を極めますが、『福祥のわかめ』は最高品質にこだわります。
そうして見つけた品質の良い長さ50センチまでの1番芽のみを素潜りで厳選し、1本1本手摘みします。
しかし、このような最高品質の1番芽が市場に出回ることはありません。
何故なら収穫量が圧倒的に少なく、このような若い芽を干し上げても目方はたったの10分の1以下になってしまいますから、出荷出来るほどのまとまった量になかなか出来ないのです。
昔から一番芽のしぼりわかめは、地元素潜り漁師だけが味わえる、早春ならではの逸品でした。
友人の養殖ワカメ漁師は言います。
「やっぱり天然ものにはかなわんけん…」
国内で流通する国産ワカメは90%以上が養殖ワカメです。
長さ2~3メートルに大きく育て、目方を増やしたものを船の上で刈り取ります。
同じワカメと名がついても、輸入ワカメや養殖ワカメは、天然わかめの一番芽には品質・味・香り・すべてにおいて遠く及びません。残り10%未満の国産天然わかめ製品の中でも、天日干しの天然わかめ製品は、ほんの0.1~0.2%しか生産されない超貴重品なのです!
安全無添加のこだわり食品
手摘みしたわかめを水道水で丹念に、洗浄・潮抜きします。
鳥取県の水道水は硬度70、程よい軟水で、日本一美味しい水道水として実績もあり、ボトリングして販売されるほど、安全でおいしい水です。(井戸水、湧き水は大腸菌、ピロリ菌汚染などの可能性がある為、絶対使用しません)
洗浄・潮抜きがしっかり出来てないと干し上げた時に塩辛いばかりで、甘み・旨みが十分引き立ちません。
わかめの味と仕上がりを決めるいちばん大事な作業です。
次に天日干しです。風のあたり具合などをみながら干し場所を変えたり、干し上げを良くするため、1日に何度となく、わかめの葉を1枚1枚丁寧に広げて、徐々に旨みを凝縮していきます。
そうして干しあがった最高品質のしぼりわかめは、甘く爽やかな海の香りです。
多くの干しワカメ製品は、屋内でボイラーを使った機械干しで加工されます。
雨の日も曇りの日にも大量生産が可能です。
しかし機械干しにすると、わかめ本来の旨みや風味が飛ばされてしまいます。
なのでそれを補う為に、多くの干しわかめ製品にはアミノ酸などの科学調味料が使用されています。
『福祥のわかめ』は天日干しにこだわります。朝から晴天の日に少量しか生産できませんが、天然の香り・甘み・アルギン酸やグルタミン酸などの旨みを引き出す為には絶対に天日干しでないといけません。
さらに天日干しのわかめはミネラルなどの栄養価を増加させる効果もあります。
太陽光に含まれる紫外線のうち、波長が長い「UV-A」には海産物などのうま味成分、アミノ酸を増やす効果があることが最近の研究で明らかになりました。
天日干しはボイラーを使う温風乾燥より味と香りが良い上、温室効果ガスを出さないため環境にも優しい素晴らしい加工法です。
茎に残るピンチの跡が天日干しの証です。
安心・安全の無添加自然食品です!
もちろん科学調味料・保存料などの添加物は一切使用しておりません。
小さなお子様やアレルギーに敏感な方でも安心してお召し上がりいただける安全無添加の健康食品です。
※『福祥のわかめ』はエビ・カニ類が混ざる漁法で採取しています。
天然干しわかめの栄養成分
鉄(鉄分)・カルシウム・リン・βカロチンなどは、他の食品から見ると際立って多くあり、わかめは、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンCも豊富です。
見逃せないのがヨウ素です。
ヨウ素は、アミノ酸の一つであるチロシンと結合して、チロチシンという甲状線ホルモンを作ります。
これは、体の代謝を盛んにし、成長期にある子供にはなくてはならない栄養素です。
不足すると、体温が下がる、イライラする、肥満になりやすいなどの問題もあるそうです。
わかめは生と乾燥したものでは全く違い、乾燥したわかめにはミネラルがかなり多くなります。
100g中には1400mgものカルシウムを含んでいます。
カルシウムは骨の成長に重要な元素なので、成長期の子供、妊産婦、腰痛の人には特に大切な食品です。
低カロリーで食物繊維も豊富な、ダイエットにもぴったりの健康食品です。
『福祥のわかめ』の食べ方
一番お勧の食べ方は、そのまま食べること。
わかめの一番芽のみだから香りが良く、乾燥わかめなのに硬くない!絶妙の塩抜き加減でやさしい潮の味です。
お料理に使うときも、水洗い・塩抜き一切不要!直感的にお使いいただけます!
(少しづつ風味・食感が損なわれますので、なるべく早くお召し上がりください)
◆ そのままで食べる ◆
カルシウム満点だからお子様のおやつにぴったり!我が家の子たちも大好きです。
そのままパクっとかじってます。
軽く炙ってお父さんのビール、お酒にもぴったり!
ヘルシーで飽きの来ないおつまみ…爽やかな海の香りがクセになります。
適当な大きさに切って天ぷらの衣をつけてカラッと揚げるとビールのお供に最高です!
◆ 細かく刻んで使う場合 ◆
炊きたてごはんに混ぜ込み、1分蒸らしてわかめご飯やおにぎりに。
ご飯が冷めても良い香りはそのまま。ほんとに美味しい!
いつもの卵かけご飯、納豆ご飯にパラパラ振り掛けるだけで贅沢な海の香りのご馳走に大変身!
ぺペロンチーノなどオイルソース系のパスタにも相性抜群です。
ニンニクなどと一緒に香り出しの時にわかめをパラパラと炒めて味付け、パスタと和えます。
明太子・たらこスパゲティ・ツナおろしスパゲティなどの和風パスタの仕上げに振りかけてみて下さい。
焼きそば・お好み焼き・たこ焼きの仕上げにふりかけるのも最高です。
天ぷらなどの衣にパラパラわかめを混ぜて、鶏肉・豚肉・白身魚・野菜・かき揚げ…食材は何でも良いです。
磯部揚げにすると、香りが格別!おすすめです!
溶き卵にパラパラわかめを加えてダシ巻きや卵焼きに。
つき立てのお餅に混ぜ込んで、かき餅にしても美味しいです。
◆ 水で戻して使う場合 ◆
お味噌汁・酢の物・サラダに使う場合は適当な大きさに切って水で1~3分戻して使います。
また、温かいうどん・そば ラーメン 炒め物に使う場合も様子を見て水で戻して使います。
(煮すぎると柔らかくなりますトッピング感覚でお使いください)
鶏がらスープ・コンソメスープ・おすまし、ベースは何でも良いので、水で戻して適当に切ったわかめを入れるだけで美味しいわかめスープのできあがり♪
夏はそうめん・冷麦・冷麺のトッピングでさっぱりとヘルシーな美味しさ!
冬は塩ベース・味噌ベース・豆乳鍋・ちゃんこ鍋・湯豆腐など、どんなお鍋にも欠かせなくなる具材です。